今日は、インプラントの構造を説明します。
インプラントは非常にシンプルです。
フィクスチャー(本体)➕アバットメント ➕歯冠
の3つで構成されています。
実際にそれぞれのパーツをセットしたところです。
この方法は、アバットメント(土台)に歯冠を
セメントで固定しますので、
『セメントリテイン』方式とも呼ばれます。
審美領域では、セメントリテインが主流です。
セメントリテインのメリットは、
アバットメントの形を自由に作っておくことが出来る為、歯冠の形態をより理想的に作ることができる事です。
また、インプラントを壊してしまうような
過剰な咬合力が加わった際に歯冠が外れる事も、
メリットの一つと言えるでしょう。
デメリットは、歯冠を外したい時に、
場合によっては歯冠を壊して外す必要がある事です。
こちらはスクリューリテイン方式のインプラントです。
スクリューの穴(アクセスホール)は、
レジンで封鎖します。
こちらのメリットは、外したい時にレジンを削れば、
スクリューを回して歯冠が外せる事です。
底を清掃したい時や、外して修理・研磨したい時に
便利です。
デメリットは、アクセスホールの穴が開くこと、
力を緩圧する部位が無い事です。
では、セメントリテインとスクリューリテインのどちらが良いのか?
これには諸説あり、時代によって流行もありますが、
未だ統一された見解は無いのです。
そこで当医院ではこれらの特性を踏まえ、
それぞれのケースに最適な方式を選択して
使用しております。
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