例えば・・・
このようなケースでは、原因追求と除去が第一で、その後まずは経過を観察します。
・細菌数の変化により虫歯の進行が停止しているか?
・咬み合わせの適正化により、根尖病巣の拡大は停止しているか?
・血糖値の改善により、歯周ポケットの深さに改善傾向がみられるか?
病的な部位が如何に変化するかを見極めた上で治療に入ります。
一般的な歯科治療で十分な効果が得られない場合、外科処置を適応し歯の保存をはかります。
噛み合わせのコントロールで骨の再生が見られたケース
術前
術後
早期に抜歯した方が良いケース(その1)
親知らずを若年期に抜歯しておけば起こらなかった歯周病です。
抜歯前
抜歯1年後
抜歯前
抜歯1年後
リスクを踏まえた上での経過観察が重要です。
早期に抜歯した方が良いケース(その2)
歯周病で膿んでいる歯の1年後です。
最終的に骨の造成とインプラントを行いました。
感染源が除去できない場合、保存できないこともあります。
この見極めには経験と十分なコミュニケーションが必要です。
初診時
1年後
2年後
治療が完了した方には、もともとそれぞれのリスクがあったわけですから、そのリスクを踏まえ、同じ事を繰り返さないように管理していく必要があります。
また、歯科治療は人口材料への置き換えですので、劣化は必ず起こります。
適切に付与した噛み合わせも経年変化を起こします。
徹底的にクリーニングした歯周ポケットも、2ヶ月で元の細菌数に戻るという報告があります。
そこで、当医院では3~4ヶ月に一回のメンテナンスをお薦めしております。
特に、一般診療で保証を受ける方は確実にメインテナンスにお越しください。