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NAKACHO DENTAL OFFICE BLOG
2019.02.10
神経を保存する為の、精密な虫歯除去法を解説します
深い虫歯を神経ギリギリで取りきって、
より高い確率で神経を保存する方法を解説します。
上のレントゲン写真の、左側が術前
右側が術後のものです。
神経にぴったり沿う様に、虫歯が除去され、
補強されています。
最初の状態です。
上の一番奥の歯です。
横は樹脂、噛む面にはアマルガムが入っています。
まずは古い人工材料を全て取り除きます。
神経に近い部位はまだ触らず、
歯の周囲の虫歯を完全に除去します。
マイクロスコープ下で、ミラーを見ながら行います。
周囲が完全に綺麗になったので、
樹脂を用いて
『隔壁』を作ります。
『隔壁』とは、壁のことです。
これを作らない事には、
治療中にばい菌が入ることを防ぐ『ラバーダム』がかけられません。
しっかりとした隔壁ができたところで『ラバーダム』をかけ、
神経に近い部位の、虫歯を除去していきます。
特に神経に近いと思われる部位には、
「神経が露出しているもの」と考え、
『MTAセメント』でブロックします。
更に、象牙質との接着が『最強』とされている
『スーパーボンド』で封鎖していきます。
その上に、更に強度のある樹脂でカバーします。
この状態で経過観察し
痛みや、響く感じが出なければ、
この上にセラミックを接着するのです。
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