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NAKACHO DENTAL OFFICE BLOG
2019.02.10
神経を保存する為の、精密な虫歯除去法を解説します
![神経 保存 マイクロスコープ](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-1.53.46.jpg)
深い虫歯を神経ギリギリで取りきって、
より高い確率で神経を保存する方法を解説します。
上のレントゲン写真の、左側が術前
右側が術後のものです。
神経にぴったり沿う様に、虫歯が除去され、
補強されています。
最初の状態です。
上の一番奥の歯です。
![虫歯 精密治療 神経保存](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-1.54.02.jpg)
横は樹脂、噛む面にはアマルガムが入っています。
まずは古い人工材料を全て取り除きます。
![銀歯 アマルガム 精密治療](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-1.54.15.jpg)
神経に近い部位はまだ触らず、
歯の周囲の虫歯を完全に除去します。
マイクロスコープ下で、ミラーを見ながら行います。
![精密治療 マイクロスコープ 虫歯](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-1.54.26.jpg)
周囲が完全に綺麗になったので、
樹脂を用いて
『隔壁』を作ります。
![精密治療 マイクロスコープ 神経保護](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-1.54.37.jpg)
『隔壁』とは、壁のことです。
これを作らない事には、
治療中にばい菌が入ることを防ぐ『ラバーダム』がかけられません。
しっかりとした隔壁ができたところで『ラバーダム』をかけ、
神経に近い部位の、虫歯を除去していきます。
![精密治療 マイクロスコープ 神経保存](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-2.16.28.jpg)
特に神経に近いと思われる部位には、
「神経が露出しているもの」と考え、
『MTAセメント』でブロックします。
![MTA マイクロスコープ 神経保護](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-2.16.19.jpg)
更に、象牙質との接着が『最強』とされている
『スーパーボンド』で封鎖していきます。
![MTA スーパーボンド マイクロスコープ 神経保存](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-2.16.08.jpg)
その上に、更に強度のある樹脂でカバーします。
![MTA マイクロスコープ 神経保存](https://nakacho-dental.net/blog/wp-content/uploads/スクリーンショット-2019-02-10-2.16.01.jpg)
この状態で経過観察し
痛みや、響く感じが出なければ、
この上にセラミックを接着するのです。
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