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NAKACHO DENTAL OFFICE BLOG
2019.03.14
MTAを用いた無圧での根管充填と、MTAの硬化の確認
今回も、根の先に穴が空いているケースの根管充填を解説します。
根管充填ではケースに応じて、根尖に圧をかけるケース、かけないケースがあります。
今回は、圧をかけない方法です。
いずれにせよ重要なのは、緊密に充填する事です。
体内に、死腔を作ってはいけないのです。
今回使用するMTAセメントはこちらです。
非常に使いやすいのですが、『しっかり固まらない』と言った声も聞かれます。
実際のところどうなのか、見ていただきたいと思います。
裸眼、拡大鏡での治療では、根尖に残った異物を視認する事はできません。
マイクロスコープではこの様にクリアーに視認する事ができます。
見える事と実際に作業ができる事はまた別です。
専用の器具を用いて、根尖外の組織を傷つけない様に異物を除去します。
異物を除去し、根尖の穴を確認します。
ここに圧はかけたくありません。
そこで、シリンジタイプのMTAを無圧で填入します。
3日後、充分に硬化したMTAセメントを確認することが出来ました。
MTAセメントは、更に再治療が必要になった場合、
超音波の器具を用いて除去することも可能です。
動画での詳しい説明は、こちらを参照して下さい。
マイクロスコープ 根管治療 MTAセメント 南森町 歯科医院
中長歯科(中長デンタルオフィス)
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