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NAKACHO DENTAL OFFICE BLOG
2019.12.28
上の骨に埋まって横向きになっている親知らずの抜歯
骨に埋まって横向きになっている、上の親知らずの抜歯を解説します。
通常、お口の中から細菌が侵入出来ない深さの親知らずは、抜歯せずにそのまま経過観察します。
しかし、矯正で歯を動かすのに邪魔になる場合は、抜歯が必要です。
今回のケースも、矯正のために抜歯してほしいという事で、紹介されて来られました。
先ずは、通常のレントゲンで全体像を把握します。
上顎洞という空洞があるため、CTでも位置を詳しく精査します。
丁寧に歯肉を剥離します。
高倍率でよく観察すると、骨に柔らかくなっている部位があります。
親知らずが埋まっている部分の、一番骨に近い箇所を綺麗に掃除していき、歯の一部を明示します。
先の細い器具を用いて、歯を動かしていきます。
少しずつ親知らずが出てきました。
無事に抜歯されました。
抜歯された親知らずを観察し、根が折れていない事を確認します。
切開した部分は、汚れのつきにくい糸で丁寧に縫合します。
2週間後には糸を取ります。
術後のレントゲン写真で、隣の歯や周囲組織に問題がない事を確認して完了です。
親知らずの抜歯でお悩みの方、どうぞお気軽にご相談ください。
南森町 歯科医院 親知らず 抜歯 歯周病 精密歯科
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